9月のWordBench鹿児島は、「WordVolcano番外編@さくらハウス」ということで、9月1日オープンのさくらハウスで少し大きめの勉強会を行いました。
さくらハウスを午後から夜まで借りて、午後に5つのセッション、夜は「さくら(ハウス)のレンタル(ビア)サーバーを味わう会」と題する懇親会を行いましたw
充実のセッション
今回はディレクターさんやデザイナーさん向けのライトな制作から、VCCWを使ったディープな内容まで、幅広いセッションになりました^^
1)「WordPress.comを使ってビジネスサイトを作る」
まずは言い出しっぺの自分から…ということで、私も最初にお話させていただきました(汗)
鹿児島では「WordPress.com」を利用している方が少ないということもあり、「WordPress.com」でビジネスサイトを作るという、最近やっている業務内容の紹介を行いました。
フリーランスになってから、個人経営されている商店の方などからサイト作成のご相談をいただくようにもなったりして、それはとてもありがたいのですが、そういうときにはやはり予算が限られてきます。
自分のことに置き換えてみても、いくら宣伝になると言っても、一度に20万、30万というお金を出すのはわりと大変だと思います。(もちろん、広告費を必要な予算として考えることは非常に重要です。)
それにそのお金を全部サイト制作に当ててしまうのも考えものというか、、CMSの構築をしてもコンテンツや運用の費用がなくなってしまうようでは意味が無いですよね。
WordPress.comで制作ができると、メンテナンスのコストを抑えたサイト作成が行えるので、そのぶん、撮影や文章、デザインといったコンテンツの部分でプロを起用することができます。
正直、制作者としてはカスタマイズできなくて物足りないと感じる部分もありますが、ディレクターとして「お客様の効果的な情報発信を考える」立場から見ると、こういうやり方もアリなのではと考えています。
今はWordPress.comを仕事で使っている方が周囲にいないので、これを機に使われる方が増えて、色々と情報交換ができると嬉しいです^^
2)WordPressのプレビュー環境を立ちあげられる バージョン管理ツール:Universions
次はさくらハウスの管理人でもあるユニマルの永田さんに、約1分でWordPressのプレビュー環境が立ち上げられる自社サービス「Universions」の紹介をしていただきました。
Universions
http://universions.com/
私自身がバージョン管理について知りたかったのでお願いするという、若干私欲な感じのセッションです。
最近バージョン管理などをするようになって、やってみるとデザイナーさんやディレクターさんがバージョン管理できるようになるととても便利になるのでは、と思うのですが、やはりそこには高い壁(黒い画面…!)があります。
「Universions」は優れたUIで、バージョン管理などがわからない方でも気軽に使えるツールです。実際にデモをしていただきましたが、新しいプロジェクトを作ってWordPressのでも環境が整うまで、とても速かったです…!
そのままお客様に見ていただくこともできるので、改めて面白いツールだな〜と思いました。
3)Backbone.js と WordPress、AngularJS + WP API
3つ目はCodearts株式会社の政倉さんに、WordPressの中で使われているBackbone.jsについて、そしてWP REST APIを使ったアプリのデモ、AngularJSについてご紹介いただきました!
実はDrupal派の政倉さんはWordPressを触るのは初めてだったということなのですが、メディアアップローダーに使われているBackbone.jsの使われ方について詳しく教えていただきました。
また、どの部分にBackbone.jsが使われているかを調べる調べ方についても教えていただきましたが、GoogleChromeのアドオンなどを使いつつでわかりやすかったです。
そしてWordPressを触って3日でAPIを使ったデモアプリを作ってきてくださるという…!
参加者の中にはAPIに興味のある方もちらほらいらっしゃったので、そういうハンズオンなどがあっても楽しいのではと思いました。
4)WordPress テーマ Habakiri と公式ディレクトリへのテーマ登録
そして今回長崎から来てくださった北島さんのセッション。
北島さんは「MW WP Form」などのプラグインの作者でもありますが、今回は公式ディレクトリに登録されているテーマ「Habakiri」についてご紹介いただきました。
WordPressでは子テーマを使ってオリジナルのテーマを作るというのが一般的なテーマカスタマイズの方法ですが、親となるテーマによってはカスタマイズが行いにくく子テーマでたくさんのテンプレートphpを編集することになったり、それがもとでアップデートの際に崩れてしまったり、ということも起こりえます。
Habakiriはテーマ自体の拡張性がとても高く、まずテーマカスタマイザーで設定できる項目が大変多いので、子テーマを作らなくても十分使えます。
子テーマを作る際も、あちこちにフックが用意されているので、元のテンプレートphpに手を加えなくても様々な変更ができるということで、とても使いやすいテーマだなと思いました。
habakiriの子テーマを作ってカスタマイズするハンズオンなんかがあっても楽しそうだなと思いました。ぜひ今後のBenchでできたらと思います^^
5)VCCW
北島さんのセッションが終わったところで、生ビールとケータリングが届いたので、急遽懇親会を前倒しで、西村さんにはビールを飲みながらVCCWの紹介をしていただきました。
飲みながらの勉強会も楽しそうだな〜と思っていたところ、図らずも実現して嬉しかったです!
(西村さんにはムチャぶりだったかもしれませんが:汗)
今までもVCCWの勉強会を時々されていましたが、今回は特に「Wordmoveが便利!」ということで、実際にローカル環境とリモートを同期したりするところを行っていただきました。
WordPressのお引越しなどにとっても便利ですよね。
デモをみながら、これを使いこなせるようにならねばと思いました。。
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どのセッションもそれぞれ興味深く、面白かったです。
みなさん、どうもありがとうございました〜!!
レンタル(ビア)サーバーを学ぶ懇親会
懇親会は(というか西村さんのセッションからすでに飲み始めていたのですが)レンタル(ビア)サーバーを持ち込んで、生ビールを飲みながらWebについて語るというゆるやかな会に。
初めての方もいらしたので、自己紹介などもしつつ、気がつけば19リットルのビールが空になっていました…!!
どうも一人1リットル以上は飲んでいる計算です。
ビールのレンタルは、さくらハウスのご近所の「八瀬尾酒店」さんから。配達、セッティング、回収と、テキパキご用意いただきました。ありがとうございます!
懇親会でしゃべるのに一生懸命で、写真を撮り忘れました…!
大分から参加してくださった平野さんがブログを書いてくださったので、
詳しくはこちらからどうぞ!
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今回は色々と準備不足な部分もありましたが、参加者&登壇者の皆さんのおかげでかなり充実した勉強会になりました!
やはり実際に話を聞く、話し合う、という場があると、知らないことに焦ったり、自分なりの目標が見つかったりと、いい機会になると思います。
私自身も、自分も目標や今後の勉強会のヒントを色々いただくことができました^^
また、今回はWeb制作者ではなく、WordPressを使うクライアント側の方も参加してくださっていたのですが、WordPressを実際にどのように自分の情報発信で使用していくかということをよく考えられていて、とても勉強になりました。
今後も毎月第二土曜日にさくらハウスでWordBench鹿児島を開催していきますので、
またいろんな方に来ていただけると嬉しいです。